「いつも・絶えず・どんなことにも」 2023年7月

いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。(Ⅰテサロニケ5:16~18)

 

使徒パウロは、テサロニケの信徒たちに宛てた手紙の中で、「喜ぶこと」「祈ること」「感謝すること」に注目しています。それも「いつも」「絶えず」「どんなことにも」と書き送っているのです。つまり、私たちが生きている全ての時においてなされていくものだと勧めているのです。ただ、このことは、現実的なことではないようにも思うのです。なぜなら、私たちには、良いと感じる時もあれば、悪いと感じる時もあるからです。喜ぶことができず、祈ることができず、感謝することができないような時も当然のように起こり得るのです。

このことは、クリスチャンであったとしても例外ではありません。クリスチャンになったからと言って良いことばかりが起こる訳ではないのです。この世の歩みは、困難の連続であるとも言えます。パウロからの手紙を受け取ったテサロニケの人たちもどうすることもできない現実の中で苦しんでいました。

そんな時にこそ、私たちは、主イエス・キリストに目を向ける者となりたいのです。私たちは、問題が生じている時、そのことばかりに目が留まり、他のことが考えられなくなってしまいます。しかし、そのような中にあっても、イエス様は、あなたのために働いてくださっているのです。そこには、たくさんの恵みが備えられているのです。

私たちの日常生活の中では様々なことが起こります。しかし、何よりもまずイエス様に目を向け、イエス様に期待していただきたいのです。イエス様は、あなたが喜び、祈り、感謝する前からたくさんの恵みを与えてくださっています。

信仰は、頑張ることではありません。イエス様の恵みを日々受け取り、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」という御言葉を実行していきましょう。

門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太